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第21回

松原 栄司郎

個展を迎えて

 この度、第21回個展を開催できましたことを、常日頃よりご支援を賜っている皆様に厚く御礼申し上げます。

 一去年9月、妻とともに北海道の大雪山系のトレッキングツアーに参加しました。

この地は既に紅葉の最盛期を迎えていました。

ガイドの説明で大雪山系とは、富士山よりも、あの阿蘇山よりも大きな山が大爆発を起こし、雄大な外輪山が出来、今なおその外輪山のそこ、ここで噴煙が上がっている活火山だということがわかりました。

火山の噴火が鎮静したところは大小の池になって周囲の山景を映して、それは美しい光景を現出していました。それらの外輪山の名所をトレッキングしながら、足は痛みましたが、心は感動に浸っていました。ガイドの「いかがですか?」の問いに「私は今、この世の極楽にいます!」と思わず答えていました。

 個展を続けていて最も嬉しい事は「コレクター」が増えていくことです。

私の後援会の会長、大阪支部の会長については前回紹介しましたが、その他にも妻を通じて、ご近所の方々が「椿」の絵を描いてくださいと注文してくださり、今回の個展では「椿」をたくさん展示させていただきました。また教え子の方々が絵を買ってくれると言う幸せもいただきました。中には、「(絵に)一目惚れしました」と言って買ってくれた人がおり、その瞬間にその絵を書いた時の苦心が百倍の喜びとなって報われたと実感いたしました。

 まだまだ技術的にも克服しなければならない課題が多い私ですが、これらの方々の応援、支援に身体の底から勇気が湧いて参ります。

謝々

​松原 栄司郎

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